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循環器内科

循環器内科を受診される方によく見られる疾患

動脈硬化
(動脈硬化症)について

身体のすみずみまで酸素や栄養を送り届けている動脈をはじめとする血管は、最初は弾力性に富んでいますが、年をとるとともに老化現象が起こってきます。
動脈の弾力性が失われて硬くなり、内部に様々な物質が沈着して血液の通り道が狭くなり、血流が滞るような状態を「動脈硬化」と言います。
当院では動脈硬化の検査がすぐに受けられます。
動脈硬化が進行することにより現れる様々な症状を「虚血」(血流の減少した状態)や「梗塞」(塞がって通じなくなった状態)と言い、例えば脳に生じれば「脳梗塞」、心臓に生じれば「心筋梗塞」といった具合です。

狭心症・
心筋梗塞

動脈硬化が進んで狭心症・心筋梗塞に至ると、命にかかわる危険性が増加します。
狭心症なら、胸の圧迫感や痛みなどの一時的な発作で済むことが多いのですが、さらに進行して心筋梗塞を起こすと失神するような激痛に襲われ、最悪の場合には心臓の停止・突然死を招くことがあります。
こうした狭心症や心筋梗塞を予防するには、動脈硬化の原因となる高血圧や脂質異常症(高脂血症)などにならないようにすることが大切です。

不整脈

平常時における心臓の鼓動が一定ではなくなる状態を不整脈と言います。
成人平常時の脈拍は1分間に60~80回という一定のリズムで打っていますが、心臓が規則正しい収縮を行わなくなるために脈が速くなったり、遅くなったり、飛んだり、乱れたりする状態が不整脈です。不整脈の検査は24時間ホルター心電図を用いて行います。最近ではカテーテルアブレーションによる不整脈の根治治療も可能になっています。この治療が適するような場合は、専門病院にご紹介いたします。

弁膜症

心臓には4つの部屋があり、各部屋の出口には血液の逆流を防ぐための弁がついています。この弁が正しく機能しなくなった状態が心臓弁膜症であり、弁が硬く狭くなった状態を狭窄症、きちんと閉じないで逆流が生じている状態を閉鎖不全症と言います。
なお、弁膜症そのものは薬物では治りませんので、病気がある程度進行したならば手術が必要になります。※当院では心臓超音波による弁膜症の検査が行えます。

心不全

心不全とは、心機能が低下することによって血液が体内に十分に供給されなくなった状態です。その結果として身体に様々な症状が現れてきます。一般に心不全は病気の名前だと思われがちですが、正しくは心機能が低下した「状態」のことです。
主な症状としては疲労感、倦怠感、息切れ、呼吸困難、むくみなどが挙げられ、具体的には「階段や坂道をのぼると息が切れる」「少し動いただけでも疲れる」「体がむくみやすくなる」などの訴えがよく聞かれます。
心不全の治療にあたっては薬物の調節や日常生活指導などが大切ですので、治療経験の豊富な当院にご相談ください。

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